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  ミャンマー北西部大洪水(コメン)ヤンゴンからのレポート
                                5.SEP. 2015

 今回のサイクロン(コメン)はミャンマー北西部を襲いました。
直接の犠牲者は100人台と少なかったのですが被害地域は広大で被災者は100万人を超すのではといわれています。 今後も豪雨が続く恐れもあり支援が行き届かない地域での二次犠牲者増加は必須と思われます。

 この大洪水でミャンマー国民は2008年5月南部デルタ地帯を襲い死者行方不明者が20万人(未だに正確な数字は不明)とも言われたサイクロン(ナルギス)の激甚災害の苦い記憶を呼び起こされたことでしょう。
ナルギスの時は備えも被害者への救援活動も時の政府の関係もありお粗末なものでしたが、これを教訓にミャンマー全土で支援活動の輪が拡がり官民を挙げて取り組み助け合い精神の光明を見ることができました。



ミンガラーの風活動先 チン州セザン村、バガンタァパンピン村からの被害状況報告


チン州  セザン村その他の村々 
・山岳地帯のため冠水被害はあまりないが大半の橋が流され道路が寸断され米や医薬品など物資が不足し値段も高騰している。
・輸送手段は人力もしくはジープに頼る。
・やせた土地を耕し川底から水を運び育てたトウモロコシも大切な土も一緒に流されてしまい途方に暮れている状況にある。

バガン  タパンピン村
・例年雨季には水位が上がるエーヤワデイ川だが上流域の豪雨が重なり全流域の広大な地域に洪水災害を及ぼしている。
・川の中州にある家屋は全て雨季に備えて高床式になっているが想定外の水位上昇により全村住民がニャウー(バガン中心地付近)へ避難し現在も(9月5日)避難生活が続いている。



ミンガラーの風の支援活動

 今回はセザン村に募金額1万3千円に7千円の活動資金を加え約20万チャット分の下痢用栄養補給液剤・風邪薬をヤンゴンで調達しスタッフが現地に届ける手配をしました。
タパンピン村は別途詳細を調査の上適切な支援方法を検討中です。



「補足」

 今回の調査で知りましたが東日本大震災の時、各国に先駆けていち早く哀悼の意を表し10万ドル(ミャンマーの価値では100万ドルに相当)の義援金を送ってくれたのはミャンマー国だったそうです。
日本在住のミャンマー人たちも被災地へ駆けつけボランティア活動をしてくれた事実と相まって知らなかったでは申し分けなさすぎる気がしました。(参照ヤンゴンプレス紙)
米国の友達作戦は喧伝されていましたが、日本国と国民は謙虚にアジアの国々と向かい合い信頼を築く努力を続けることが最重要課題かと・・・親日の国ミャンマー国で強くそう思いました。

05.SEP.2015
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